高嶺星(たかねぼし)蚕飼(こがい)の村は寝しづまり(水原秋櫻子作) | ||
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作者、水原秋櫻子(しゅうおうし)(1892年10月9日〜1981年7月17日)は本名水原豊(ゆたか)男性です。
産婦人科の医師でもありました。
左の写真は焼津市にあります、花沢の里です。山の谷地にあります約30件程
の山村集落です。「やきつべの小径」の上り坂の途中にあります。
街道沿いには、石垣と板張りの建物が連なり川や山林など周囲の自然環境と一体となって独自の歴史的景観を作り出しています。
(焼津市観光協会より抜粋)
今回の水原秋櫻子(しゅうおうし)の句も山に囲まれた村を詠んでいます。兼業として養蚕を営む農家は、常に忙しく働いております。 山の上に、高く輝く星が見える頃、 村は静かに寝静まり、蚕が葉を食べる音もなにも聞こえてきません。 研ぎ澄まされた空気感が伝わってきます。 田舎の、山に囲まれた静かな村。 夜空に高く輝く星は優しく寝静まった村を照らしてくれる。日本の原風景を思わせてくれます。 養蚕農家はとても大変な仕事です。一日中忙しく働いても、 夜も寝ずの番をしなければいけない時もあります。 過酷な労働を終えて、疲れた体を横たえる。遙か彼方夜空にはきれいに星が輝いている。 昼間の喧噪が嘘のように、研ぎ澄まされた空気とともに静寂がひろがっていく。 単に美しい風景を詠んだだけではなく、当時の農家の過酷な労働にも思いを寄せる句です。 所在地 焼津市野秋373−1(花沢の里観光駐車場所在地) 無料観光駐車場あります。 詳しくは焼津市観光協会ホームページ 花沢の里紹介ページ もしくは焼津市役所ホームページ 花沢の里紹介ページをご覧下さい。 電話番号 054−626ー6266 Fax054-626-6267 |