菫程な小さき人に生まれたし(夏目漱石) | ||
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![]() 今回は夏目漱石と小泉八雲の縁からこの句を選びました。 夏目漱石のことは、皆さんよくご存じだと思います。 焼津とゆかりのある 小泉八雲はギリシャ生まれ。(1850年6月27日〜1904年9月26日)作家であり、日本研究家、英文学者。 日本の怪談話を英語にまとめて'怪談」を出刷したことは有名です。 さて、偶然的この二人のつながりとは。 小泉八雲は、1891年、旧制の熊本の第五高等学校(熊本大学の前進)で英語教師となる。 その2年後に漱石が赴任する。(小泉八雲とは同時期在籍にはならず。) 次に、1896年、 小泉八雲が東京帝国大学文科大学の英文学講師となる。 1903年、小泉八雲が東京帝国大学退職、後任が夏目漱石。 作家であり、大学で教鞭を執っている小泉八雲をとても意識しながらも、尊敬してました。 作品の中にも、意識が伺えます。 私が学生の時、受験の面接で、聞かれた質問が忘れられません。 試験管の先生が、微笑みながら、「君は焼津か、故郷に縁のある世界に知れる文学者といえば」 まさかと思いながら答えたのが、「小泉八雲」 大変な認識不足を感じながらも、故郷に感謝しながら、この後、試験管の先生と楽しく雑談をするのでした。 試験は、もちろん合格です。 |
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焼津小泉八雲記念館 | ||
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